【M-1】トップバッターの厳しさ 1点の重みが違う採点方法【最高点最低点】




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今年のM-1グランプリも終わってしまいました。

「M-1グランプリ 2018」の優勝者は霜降り明星。

 

そんなM-1グランプリについて少し。

M-1グランプリの1番手と採点について

トップバッターが3組に残るのは厳しい

ずっと言われていますが、トップバッターはやはり不利。例えどんなに面白いネタをやったとしても、必ずこの大会の基準にされる為点数が跳ね上がる事はない。

 

過去にトップバッターで優勝したのは2001年の中川家。ただし当時のルールと今のルールでは全く異なるので単純に比較することはできない。

 

今年のトップバッターは「見取り図」。M-1が再開した年からのトップバッターを見てみると2017年は「ゆにばーす」、2016年は「アキナ」、2015年は「メイプル超合金」となっている。

 

どの組もファイナルラウンドに進出はできていませんが、気になるのはもしトップバッターが優勝候補ならどうなるのかは見てみたいですね。点数が跳ね上がる事はあるのだろうか。ちなみに、2005年にトップバッターだった笑い飯は上位3組に残りました。

改善策 

個人的には決勝は9組にして3ブロック制にする。ブロック毎に3組がネタを披露して審査員が3組の中から面白い組を選択。投票で選ばれた組がファイナルラウンドに進出できるというやり方が平等かなと思います。

ファイナルラウンドのルールをファーストラウンドでもやるという事ですね。 

ただ、審査員の点数が順番に発表されるという演出はなくなってしまう為、点数の発表こそまさにM-1の醍醐味というのであれば採用は難しい。

 

もう1つは、本来ならばファイナルラウンドに進めたはずの組同士が同じブロックになればどちらかが落ち、逆に本来ならばファイナルラウンドに進めるようなネタではなかったが組がたまたまブロックのメンツが良く、進めたという事もあり得る。

こうなってしまうとファイナルラウンドの質に影響してくる。「この大会で1番面白かったコンビ」を決める大会という事だけならこのやり方は間違ってはいないと思うが。

1点の重み

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審査員は100点満点で採点をする。しかし、審査員によって1点の重みは全く違う。

今年を見てみると、中川家・礼二さんの最低点は90点。基準となるトップバッターの「見取り図」には91点をつけています。最高点は「霜降り明星」につけた96点。その差は6点差。

 

立川志らくさんを見てみると、最低点はトップバッターの「見取り図」につけた85点。最高得点は「ジャルジャル」につけた99点。14点差。中川家・礼二さんと比べると約2倍の開きがあります。

 

【最高点と最低点の差】

オール巨人:9点差

中川家・礼二:6点差

ナイツ・塙:16点差

立川志らく:14点差

サンド・富澤:6点差

松本人志:14点差

上沼恵美子:14点差

 

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審査員の誰にウケるか、ネタ作りでは審査員の誰をターゲットにするかが鍵を握りそうですね。「自分は好きですけどね〜」と言ってくれる審査員でもその人の点数に幅がなければ点数は伸びませんしね。 

 

極端な話、「コイツ絶対ファイナルラウンドなんかきたらダメだ」と思う審査員が1人でもいて、その審査員が0点付ければ1人で結果を左右できます。0点は流石にありませんが、審査員によって1点の重みが違うのは確か。

ただ、点数に開きがあるないが間違っている正しいという訳ではないし、これもまた面白いし難しいところでもある。

 

なるべく平等にするのであれば、R-1にもあるような審査員が1人3票持っていて、自由に投票できるやり方ですよね。この組がぶっちぎりで面白いと思えば同じ組に3票使うのもあり、分配するのもあり。

このやり方を採用するのであれば先ほど書いたようにブロック毎でネタを披露というやり方をすることになりそうです。

採点方法

これも毎年言われていますが、審査員の得点発表の際に最高点と最低点を切り捨てるやり方もあります。採点競技のスポーツでよく採用されていますよね。

 

では今年、もしこの最高点と最低点を切り捨てるやり方が採用されていた場合結果はどうなっていたのか。まずは通常の結果の合計点から。

  • 霜降り明星 662点
  • 和牛 656点
  • ジャルジャル 648点
  • ミキ 638点
  • かまいたち 636点
  • トム・ブラウン 633点
  • スーパーマラドーナ 617点
  • ギャロップ 614点
  • 見取り図 606点
  • ゆにばーす 594点

 

合計得点の点数順に並べるとこのようになります。

最高点と最低点を切り捨てて順位を確定させてみましょう。

最高点と最低点を切り捨てたら?

最高点と最低点を切り捨てた順位がこちら。

  • 霜降り明星:473点
  • 和牛:466点
  • ジャルジャル:461点
  • かまいたち:454点
  • ミキ:452点
  • トム・ブラウン:450点
  • スーパーマラドーナ:442点
  • ギャロップ:438点
  • 見取り図:432点
  • ゆにばーす:423点

 

入れ替わったのは5位だった「かまいたち」と4位だった「ミキ」のみ。

あとは結果通りに並びました。審査員の贔屓のような発言や評価のコメントと点数のズレなど物議が醸されているようですが、ファイナルラウンドに進める3組は変わらなかった。